棋士の獲得賞金・対局料ランキング発表。
連日で将棋の話だが、昨年1年間の獲得賞金・対局料ベスト20が発表された。(「最新のトピックス」参照)
獲得賞金は勝敗に応じての賞金で、対局料は一局指すごとの手当。だからたくさん勝ってたくさん指した棋士が上位にランクされる。
1位は羽生二冠で10年連続14回目。金額は約8100万円。100万円ぐらいの僅差で渡辺竜王、佐藤二冠が続き、森内名人が約6700万円で4位。それ以下は↑上のリンクを見て下さい。
見て感じたのは「42位(12位の阿久津六段の前年順位)でも800万円近くは貰えるのだな」ということ。
現役の男性プロ棋士は現在150人ぐらいだったと思うが、その上位3分の1で800万円。まあそんなものか。
さてこのランキングはあくまで「獲得賞金+対局料」である。
これ以外にも順位戦の所属クラスによる「基本給」や、将棋大会やカルチャーセンターなどの「指導対局料」があったりするが、これらは含まれていない(・・・と思う)。強い棋士なら「将棋の戦法書」を出すことで印税が入る、というのもある。
これらを含めると羽生・渡辺・佐藤の収入は1億を超えると思うし、森内も“18世永世名人”ということでギャラは高そうだから1億を超えるかもしれない。
しかし、将棋関連でこんなに稼ぐのはほんの一握り。
多くのプロ棋士は普通のサラリーマンとあまり変わらない(むしろ低いかも)収入だと思う。
各棋戦のスポンサーが新聞社だけではなく、どこか物好きなスポンサーがついたりして賞金が上がれば事態は好転するのだろうが、まあ夢物語だろう。
むしろスポンサーとしての新聞社が逃げてしまう可能性の方が高そうだ。そういう事態にならないことを祈ります。
いや、祈るだけでもアレなので、将棋関連書籍を買ったり、有料イベントに参加しようと思います。
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