なぜサッカー日本代表を応援するのか。
バーレーン戦から一夜明けて、「代表が負けてもあまり悔しくなくなった」「好きなクラブの勝ち負けの方が気になる」という意見を2ちゃんでよく見る。
気持ちはわかる。
私もそういう気持ちは無いわけではない。て言うか「好きなクラブ(私の場合はFC東京)の方が気になる」のは間違いなく事実。
しかし、だからといって「代表の試合はどうでもいい」と言う気にはなれない。
「日本人として日本代表を応援しなくてどうする」というのももちろんあるが、「代表が負けるとサッカー界全体が世間一般に取り上げられなくなる」のが怖いからだ。
今ですら、W杯予選の前日に「明日は試合です」と言ってくれるのは放映権を持っているテレビ局だけという状態である。放映権に関係無く報じてくれるメジャーリーグとはえらい違いである。これで代表が勝てなくなったら、サッカーの報道量が減るような気がしてならない。
「でも、今見ている人間が引き続き楽しめればいいんじゃないの?」と思うかもしれない。
しかし、報道量が減るということは新規のファンを増やせないことに繋がる。私自身、2002年のW杯を機にJリーグを見るようになったのだが、そういう人が減るかもしれないわけだ。
なんで私がこういう危機感を持つかというと、「かつてはブームを築いた→ブームが下火に→報道量が減る→斜陽化の一途」という、競馬と同じ流れになりそうな気がしてならないからである。
競馬は若い競馬ファンの獲得がうまくいっていないとよく言われ、実際そういう気もするが、サッカーもJリーグに関しては観戦者に3~40代が多く、若いファンをどう増やすかが課題とよく言われる。
ただ、サッカーはまだ“代表の活躍”で若いファンを増やせる可能性がある。ここが競馬とは違う。
しかし、その代表が勝てなくなったら、それができなくなるかもしれないわけだ。
というわけで、代表には何が何でも勝ってもらいたい。自分が好きな物が、マイナーなものに落ちていくのは悲しいものです。
私が代表を応援するのはこういう理由です。
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