第６６期名人戦開幕。

将棋の名人戦七番勝負が今日から始まった。
名人・森内ｖｓ挑戦者・羽生二冠という、小学生の頃から戦っている“宿命の対決”である（二人とも１９７０年生まれ）。
森内の４年連続防衛なるか、羽生の５年ぶりの名人位復位（５年前に名人位を奪ったのが森内）＆永世名人（＝名人位５期の保持）の資格獲得なるかという戦いである。

個人的には羽生に勝ってもらいたい。て言うか森内に負けてもらいたい。
なぜ森内を嫌うかというと「名人なのに負け過ぎだろ」というのがあるから。
０７年度は２４勝２１敗。名人防衛を果たすも、他タイトルへの挑戦ゼロだった。
０６年度は２８勝１９敗。名人防衛を果たすも、他タイトルへの挑戦ゼロ＆保持していた王位を奪取された。
要するに「名人戦以外何も活躍してない」という話。
やはり“名人”を名乗るからには、他のタイトル戦でも活躍しなくてはいけないと思うのですよ。名人が年間勝率５割台では情けないとしか言いようがない。

ちなみに羽生の成績は以下の通り。
０７年度は４４勝１８敗で王将・王座防衛、王位失冠、棋王挑戦失敗。
０６年度は３４勝１７敗で王位・王座・王将防衛。
まあタイトルの格で言ったら名人＞王将・王座・王位なので、「羽生は格が落ちるタイトル戦では強い」という見方もできるわけだが、「満遍なく強い」という意味では羽生の方があてはまると思う。

でも、私が嫌うのだから森内が余裕で防衛しそうな気がする（笑）。
予想するなら４勝２敗で森内防衛に一票。