ネット将棋にありがちな話。

今朝知って「あちゃー」と思った話。

「マウス操作ミスる、羽生が時間切れ敗北」

昨晩行われた「ネット将棋の公式戦」の渡辺竜王ｖｓ羽生二冠で、羽生が操作ミスで制限時間内に着手できず“時間切れ負け”になるというハプニングがあった。

まあ「よくある話」としか言いようがない。
私も「将棋倶楽部２４」というところでネット将棋を指すが、「劣勢の将棋だったが、相手が時間切れになって勝った」ことはあったりする。あの気まずさは他に代え難いものがある。

これが実際に盤駒を使う将棋ならある程度の融通が利く。
時間に追われた棋士が、歩を打とうとしたら打つ直前で駒がすっぽ抜けてしまい、慌てたその棋士が歩を打とうとした場所に指を置いて「歩！歩！歩！！」と叫んだ、なんてハプニングが昔あったと記憶している。
これは確か「時間内の着手」として認められたはず。「立ち会っているのが人間だけ」だからこそ許される話ですな。

個人的には「プロの対局をネット将棋で行う」というのは面白い試みだとは思う。リアルタイムで戦況を追えるのは魅力だし。
ただ、こういう形での終局が、「対局者のミス」「ＰＣ・通信状況の不具合」等で起こり得るのは問題である。
試行錯誤が続くだろうが、こういうことが減るようになればいいなと思います。