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後味の悪いオークス。

オークス、というか「トールポピーに対する審議」に対して思うことを。

レースは4番人気トールポピーが馬場の真ん中から斜めに切れ込んで他馬に迷惑をかけまくりながら突き抜けて1着。
リアルタイムで見ている時は「結構な斜行だな~、でも邪魔をされた馬の中で、騎手が立ち上がる程の不利を受けている馬はいないからセーフだろうな~」と思った。で、実際に降着にはならなかった。
この時は「ああやっぱり」と思ったし、「どっちにしろエフティマイア(2着)買ってないから関係無いや」ぐらいにしか思わなかった。

で、先程JRAのサイトでパトロールビデオを見てみた。
まず、トールポピーが斜行してレジネッタ・オディールを押し込んでいる。この時点でオディールはレジネッタの後ろに控えざるを得なくなっている。
そしてレジネッタと内を伸びたソーマジックが並んだところでトールポピーの池添騎手が右ムチを入れるのだが(そもそも左にヨレている馬にさらに右ムチを入れること自体どうよって話だが)、ここでさらに左にヨレてレジネッタとソーマジックは内に押し込まれている。ここでソーマジックが内に押し込まれた影響で、最内を伸びてきたマイネレーツェルが被害を受けている。
そして不利を与えている池添は、最後まで右ムチで追っている。

要するに、池添は真っ直ぐ走れていない馬に対して、修正を施していない。
もしかしたら加害者意識すら無かったかもしれない。実際、ゴール後に派手にガッツポーズしていたし(迷惑をかけた意識があればガッツポーズは普通はできないと思う)。

確かに馬の脚色はトールポピーが明らかに優っていた。
裁決側は「トールポピーの脚色が優っていて、不利を受けた馬は不利が無かったとしても逆転はできない」と判断して降着処分にはしなかったのだと思う。

でもさあ。
これほどの「他馬に迷惑をかけながら斜行し、その斜行に対する処置を施さない騎手」に対して降着にできないのでは、降着制度なんて何の意味も無いと思う。
「勝ったトールポピーは社台系の馬だから降着にはできない」なんて憶測を飛ばされても仕方が無い気がする。
こうしてJRAに対する不信感は強まり、馬券の売上は落ちて行くのでした。めでたしめでたし。

あ、勝ったトールポピーはお見事だったと思う。
桜花賞の惨敗(と言っても0.4秒差)からよく巻き返したと思う。
斬れ味勝負よりも上がりのかかる展開の方が向く(阪神JFも今日も、自身の上がりは35秒台)ということなのだろう。
「フサイチホウオー(昨年のダービーで1番人気で惨敗)の全妹だから上積みは無かろう」と思って切った私がバカでした・・・。

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