もう少しオークスというか池添の話。

結局、池添には騎乗停止２日間という処分が下った。
これはこれでかなり「えええええ！！？？」という処分。
こういう「馬はセーフ（＝降着・失格処分無し）で人はアウト（騎乗停止）」という処分は、ミスターシービーのダービー１着の時が有名（騎乗した吉永正人は４日間の騎乗停止＆自発的に優勝トロフィーを返上した）だが、その時以来になるのだろうか。

ＪＲＡ曰く「走行妨害ではないが危険な騎乗」ということらしいが、危険な騎乗って要するに走行妨害のことだよなあ。
走行妨害して無ければ斜行しようが蛇行しようがお咎めはされないのだし（少なくとも私は見たことがない）。例えば今日のオークスでシャランジュ（１角から４角まで最後方待機でそのまま最下位入線）が大斜行＆大蛇行したところで誰も「危険な騎乗」とは言わないだろう。
なんか、「何も処分しないわけにはいかんか・・・」という苦心の策っぽく見えるのは、私が疑いの目を持ってみているからなのだろうか。

こういうことをすると、「トールポピーが降着になると損をする人がいるから『馬はセーフで人はアウト』という処分で手を打とう」と裏工作があったのでは、とか勘ぐってしまう。
まあそういう陰謀論はともかく、今回の裁定についてはどこかで説明が欲しい。て言うか、こんなのＪＲＡのＨＰで裁定委員が公式見解を載せて然るべきことだと思う。
「サラブレ」では時々「審議の裁定について考える」コーナーを設けているが、そこで今回の件が言及されることを期待したい。

それにしても、今回の件でＪＲＡに愛想を尽かす人は結構出るのではないだろうか。
て言うか私自身が愛想を尽かしかけてます。