Jリーグ秋春制移行を検討ですって。
先日、新しくサッカー協会長に就任した犬飼氏が、「2010年秋からJリーグを秋春制(秋に開幕して翌春に閉幕)に変更する方向で検討している」ことを明らかにしたそうだ。
そこで秋春制のメリット・デメリットを考えてみる。
よく言われるメリットは。
(1)欧州のサッカースケジュールと一致するから、海外移籍がしやすい(Jがシーズン中だから移籍話が無くなったという事例はある)。
(2)夏の暑い時期での試合を減らせる。
同じくデメリットは。
(1)冬場は試合や練習ができない地域があるので、冬休みは必須。
メリット(1)はこの手の「秋春制のメリット」を語る上で必ず出てくる話だが、正直それほどのメリットではないと思う。海外移籍したい選手&移籍させて一儲けしようという代理人にとってはメリットだと思うが。
それに欧州のスケジュールに合わせたところで、欧州の選手がたくさん来るとは思えん。
メリット(2)は大きいと思う。サッカーをやる分には暑い中での試合よりは寒い中での試合の方がいい。ただ、観る分には寒い中というのはちょっと辛いけど。
デメリットは「この為に秋春制は無理」と言われ続けたことである。
確かに、札幌、新潟、山形などが冬に試合&練習するのは無理だろう。少なくとも1~2月末は冬休みにする必要はある。
私なりに「実際に秋春制にしたらどういうスケジュールになるか」をイメージしてみた。
欧州のように5月下旬にリーグを閉幕させる、冬休みを1月~2月末まで取るとかすると、開幕は7月下旬、遅くとも8月上旬にしないと厳しい。そして暑すぎず寒すぎずな季節は過密日程にしないと、日程の消化は間に合わないだろう。
正直、そこまでして秋春制に移行する必要があるのかなあ、というのが私の感想。
現在ACLが春開幕~秋閉幕なので、そのへんのスケジュールの調整はどうするのかという不安もあるし。
たぶんこれから相当の議論が交わされると思うので、今後の動向に注目したい。
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