内柴選手連覇おめでとう!
北京五輪柔道2日目。
男子66kg級の内柴、女子52kg級の中村がともに準決勝まで残ったので、サッカーを軽視して試合を観戦した。
まず中村。
準決勝の相手は北朝鮮の選手だったが、なかなか組み手争いで優位に立てない。昨日の谷のように「相手が組もうともしない」のではなく、「いい組み手をさせてもらえない」感じ。
結局、途中で指導を貰ってしまい、そのポイント差で判定負け。解説の山口香が「横の動きを入れるなど、もう少し工夫が無いと勝てない」とバッサリ斬っていたが同意である。
その後の3位決定戦では、得意(という話)の小外刈りで技あり→押さえ込みで一本勝ち。昨日の谷に続いての銅メダル獲得となった。
で、驚いたのがこの後。
「銅メダルおめでとうございます!」とアナウンサーが話し掛けると「悔しい。金メダル以外なら同じです」と、超不機嫌そうにコメントした。
やべえ、惚れた(笑)。
19歳で初の五輪の舞台で銅メダル獲得でこれだけ不機嫌そうにいられるってなかなかの大物だと思う。ちょっと今後が楽しみです。
そして内柴。
準決勝はキューバの選手だったが、とりあえず「ひたすら巴投げを繰り出して“攻める意思”をアピールする」作戦に、なるほどと思った。巴投げなら不充分な組み手からでも出そうとすることはできる。
これが功を奏したのか、相手にだけ指導が与えられポイントで優位に。最後は投げ技で有効も奪い、そのまま判定勝ち。試合運びの上手さを感じた。
決勝はフランスの選手。
相手が欧州の選手だからまた微妙な判定になりそうだなあ、と思ったら開始早々内柴が押さえ込む(その直前に内柴が背中を付く形になって凄く焦ったのだが関係なかった様子)。
おお、そのまま押さえ込め!・・・と思ったら相手の選手がタップしてた。往年の高田延彦を髣髴とさせる高速タップだった。
なんかよくわからんが、これで金メダルである。しかも内柴はアテネに続いての金メダルである。そんな偉業を決めた一戦が“アレ”でいいのか、とは思わないでもないが。
まあ、細かいことは気にしない。昨日の谷の敗戦で嫌なムードではあったが、それを払拭するいい結果だったと思う。
明日以降もいい結果が出ることを期待します。
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