歴史に残る天皇賞。
昨日書いたとおり、今日は天皇賞(秋)を見に行った。
私は5レース発走前(12時頃)に競馬場に着いたが、その時点で結構な人の数。ウオッカ・ダイワスカーレット・ディープスカイでの“3強対決”を見たいファンが多くいるということなのだろうか。
途中で参加メンバーと合流し、馬券を買って遊ぶ。先日の毎日王冠は外れまくったが、今日は堅い馬券をぼちぼち当てて、ほぼプラマイゼロで秋天を迎えた。
展開は予想とおり、ダイワスカーレットが逃げる。相変わらずの掛かり気味の逃げで、前半5Fは58秒7!というハイペース。普通に考えて、これは休み明けのダイワには厳しいペースだと思った。
直線に入ったところでディープスカイが先頭に立とうとし、さらにその外にウオッカが並びかける。これはウオッカにとって絶好の展開、のはずだった。
しかしその時、ターフビジョンにダイワスカーレットの鞍上・安藤勝が2頭の動向を確認して、追い出しにかかるのが見えた。「え、余力があるの?」と思っていたのだが、そこから「いつものダイワ」が見せる粘り腰が炸裂し、なかなか先頭を譲らない。
ディープスカイもウオッカと激しい叩き合いを見せ、簡単には前に出さない。
そして内からはカンパニーが怒涛の追い込みを見せ、ぐんぐん前に迫る。
私はこの時点で「ウオッカ-ダイワ」の馬連しか当たる可能性が無かったので、必死にこの2頭を応援した。その甲斐あってか、ダイワが凌ぎ、ウオッカがディープを競り落とし、カンパニーは届かなかった。
そして、馬券的にはどうでもよかった(馬連だからどっちが先でも関係ない)のだが、逃げるダイワにウオッカが並びかけたところがゴールだった。
レース後、すぐにタイムが1分57秒2のレコードであることに気付いた。これまでのレコードを0秒8も更新する超レコードである。
リプレイを見る限りではダイワが凌ぎきっているように見えた。一緒に見ていた友人がダイワの単勝だけ持っていたので「まあ当たっていると思うよ」と言ってあげた。
ところが、そこから写真判定がなかなか終わらない。
あまりに長引くので、「これでは京都の最終レースに間に合わん」と思い、その場を離れる。
すると直後に「うおおおおおおおおお!!!」というすごい歓声があがった。
「おお、やっと確定したか」と思い、モニターを見たら1着のところにはウオッカの馬番である14の文字が!
なんと、ハナ差でウオッカが先着していた。
思わず私も「おおおおお!?」と声を上げてしまった。これは本当に驚いた。その後「ぬか喜びさせてすまん・・・」と友人には謝りました。
家に帰ってから知ったのだが、2センチの差だったらしい。ほんっっっとに僅差だったんだな・・・。
勝ったウオッカは、レース展開的にはやりやすかったのは事実だが、スタート直後は行きたがるそぶりも見せたし、よく頑張ったと思う。これまで叩き合いで勝利したことはあまり無かったはずだが、今日は執念が優ったとしか言いようがない。
2着のダイワは、前半5Fを58秒7で逃げて後半5Fを58秒5でまとめたのだから強いの一言。普通、これで負けるわけないんだがなあ・・・。しかもこの競馬を7ヶ月の休み明けの牝馬がやってしまうってあり得なさ過ぎる。改めてダイワの強さを思い知った。
3着のディープは、直線に入ったところでは逃げるダイワと後ろにいるウオッカを相手にしなくてはならない厳しい展開。それでいて、直線は最後までウオッカに食い下がったのはたいしたものだと思った。正直「弱い世代のダービー馬」だと思っていたが、ディープに関しては一流だと思う。
4着のカンパニーは4角16番手から最速の上がり&最内の経済コースで肉薄。こういう「腹を括った乗り方」こそが横山典の真骨頂なんだよなあ。これも例年なら「2着に突っ込んで波乱」というパターンなのだが、相手が悪かった。
とまあ、とにかく凄い競馬だった。魂が震える競馬だった。この場に居合わせたことは、今後30年は自慢できる。そう胸を張って言える。
その後は表彰式。
プレゼンターが蒼井優ということで、ウイナーズサークルは凄い人の数だった。なのでターフビジョンに映った画でご容赦下さい。
2人の嬉しそうな表情が印象的でした。うまく撮れてないけど。
これも家に帰ってから知ったのだが、蒼井優自身はウオッカの単勝と、ウオッカ-ダイワの馬連を的中させたらしい。堅い馬券ではあるが、競馬の才能があるのかもしれない(笑)。
夜はいつも通り新宿で飲み会で、楽しく飲みました。素晴らしい競馬も見れたし、馬券も当たったしで、最高の一日でした。
ただ、ここに来てどっと疲れが出てきたので、今夜24時40分からのアジアユースの日本vsイラン戦は録画して、とっとと寝ようと思います。
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