１６歳女子高生の里見二段がタイトル獲得に王手ですよ。

不覚にもすっかり忘れていたが、昨日は女流棋戦の倉敷藤花戦（という名のタイトル戦なのです）第１局、清水倉敷藤花ｖｓ里見二段挑戦者が行われた。
ネット中継が無かったので結果しかわからないのだが里見が勝利した。倉敷藤花は３番勝負なので、いきなりタイトル獲得に王手がかかったことになる。

新聞でもいくつか取り上げている。
産経では「女子高生棋士の里見二段、初タイトル獲得に王手」と書かれ、スポニチでは「１６歳の里見が先勝」と書かれている。「女子高生」とか「１６歳」という文字で興味を引こうという趣旨がよくわかります（笑）。
まあ↑私もそういうタイトルにしたわけだが。

内容は後手番の里見が得意の中飛車で挑み、序盤～中盤で苦戦も終盤力で逆転した、らしい。棋譜が無いのがもどかしい・・・。

こう書くと「清水逆転負けかよ」と思うかもしれないが、清水はタイトル獲得数４０（女流歴代１位）・現在二冠を保持・女流王位戦挑戦中・女流名人戦挑戦リーグで６勝１敗・今期女流相手で２０勝６敗という実力者である。
しかも里見はこれまで清水に０勝４敗と勝ったことが無かった。その清水にタイトル戦で勝つあたり、今期の充実振りが感じられる。
何しろ、今期の里見は女流名人戦挑戦リーグで６勝１敗（清水とは未対戦）、今期女流相手で１４勝１敗と絶好調だったりする。
第２局は１１月２３日（日）に、タイトル戦の名前にもなっている倉敷で行われるのだが、この勢いでタイトルを獲得してしまうのだろうか。
とりあえず、第２局はどこかしらでネット中継してくれることを強く希望します。