ジャパンカップダートの回顧。
ジャパンカップダートを振り返ってみる。
1番人気のヴァーミリアンは普通にスタートを切れたが、他の馬の行きっぷりがよい為に好位を取れず後方からの競馬。この時点で少し嫌な予感はあった。
それでも向こう正面からじわじわ先行勢を追い上げて行くのを見た時は、「このまま大外からマクリきって突き抜けるのだろう」ぐらいに考えていた。
しかし、さらにその後ろからメイショウトウコンがマクリを打ち、ヴァーミリアンを捕らえそうな勢いになった。まあ、この2頭の馬連も持っていたので、それならそれでいいと思っていた。
ところがインのカネヒキリの脚色が衰えない。
うわ~~~、止まってくれ~~~という願いも通じず、そのままカネヒキリが粘りきって1着。
上記の2頭はメイショウトウコンがヴァーミリオンをねじ伏せて先着し、2・3着を分け合った。
勝ったカネヒキリは2006年にフェブラリーSを制して以来のG1勝ち。
この間、屈腱炎との戦いが2年以上あったわけだが、それを克服してのG1勝ちというのは凄い。馬の能力もさることながら、復帰させたスタッフの手腕と辛抱強さには感服する。
それにしても、昔は屈腱炎と言ったら「発症したら即引退」に繋がったものだし、仮にレースに復帰しても能力全開とまではいかなかったものだった。それを知っているだけに今回のカネヒキリは買えなかったわけだが、医学の進歩とは凄いものだと思った。
3着に負けたヴァーミリアンは、終わってみれば「7ヶ月休み明けの前走で仕上がりすぎての反動がでたのでは(今日の+12kgは馬体を戻そうとしたのか?)」とか「気性の激しいヴァーミリアンに、初騎乗の岩田の手が合わなかった」とか「人気を集めたあまり、安全運転で大外を回した分、インコースを通ったカネヒキリに負けた」とかいろいろ書ける。結果論だけど。
とりあえず、「2倍以上つくならヴァーミリアンの単勝で大勝負」とかやらなくてよかったとしみじみ思う。
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