林真須美被告の死刑が確定したそうです。

今日最大のニュースはやはり「“ヒ素入りカレー”事件」の林真須美被告の死刑が確定（でいいのよね？）したことだろう。１９９８年７月の事件だから、もう１０年以上経過したのか・・・。

ただねえ。
カレー鍋のそばにいたとか、被告の家からヒ素が発見されたとか、ヒ素を使った保険金詐欺をこの事件以前に行っているとか、めちゃくちゃ怪しいのは事実なのだが、決定的な証拠は無いんだよねえ。本人は一貫して否認を続けているし（認めるとも思えないが）。
「疑わしきは罰せず」という原則から言えば、死刑という罪は重すぎないかという気もする。

とは言っても。
これだけ状況証拠が揃っていたら犯人扱いもやむなし、とも思う。やっぱりどう考えても怪しいもの。
これで「実は林が犯人ではありませんでした」とか言われたら死ぬほど驚きます。
まあ、こういう微妙な状況だから、死刑判決が出たといってもすぐには死刑執行はしないような気がするのだがどうだろう。