ブエナビスタ凱旋門賞断念と聞いて。

鹿島戦の後、世界陸上を見てみたら女子マラソンで尾崎選手が銀メダルを獲得していた。
ラスト１ｋｍだけ見たが、差は僅かだったので惜しかったな～という印象。
今回は有力選手が回避しまくったらしいが、「世界陸上で銀メダル」という事実に変わりはない。最近の女子マラソンは高橋、野口の金メダリスト２名の後が低調というイメージがあったが、久々にいいニュースを聞けて嬉しい。

そんないい気分で風呂に入ってリフレッシュし、風呂上りにネットを見たらあらビックリ。
「ブエナビスタ、凱旋門賞取りやめ」
今日の札幌記念で２着に負けたことで凱旋門賞出走は断念するそうだ。調教師の松田博師が「勝ったら行くつもりだったから、負けたので止める」的なことを言ったらしい。
いやいやいや、「ステップレースとしてはこんなもので、陣営にとっては収穫があったはず」とか書いた私の立場は（笑）。
それは冗談として、この程度の負けで遠征断念とか言われてもなあ。実は元々遠征したくなかったのでは？と勘ぐってしまう。
「根性無しのくせに何が凱旋門賞挑戦だ・・・、夢見させるようなことを言うな！」（ｂｙメガネ君（ｃ）「スラムダンク」）って気分です。

一応、松田を擁護すると、「ブエナが共同馬主の馬」というのが大きいのだろう。
アドマイヤムーン（’０７ドバイデューティフリー勝ち馬）のような個人馬主の馬だったら馬主がＯＫ出せば行っただろうが、共同馬主の馬であれば勝ち目の高いレースを選択する、そういう考え方なのだと思う。それならわからないでもない。理想だけではお腹一杯にはならないのですよ、と一口馬主の端くれが言ってみる。

というわけでブエナの秋は国内でのレースになる。
これで「ウオッカと天皇賞・秋で激突！」というのであれば面白いのだが、この流れだと「秋華賞で牝馬三冠を目指す」と言いそう。牝馬三冠が悪いとは言わないけどね・・・。

と、さらに虚しくなる話を聞いて日曜の夜は更けていくのでありました。