「ガーナに逆転勝ち!」と喜んでる場合でもなく。
夜は(オランダでは現地時間12時だが)親善試合、日本vsガーナ。
W杯出場を決めたばかりのガーナ相手にどれだけやれるのかと思いながら見たが、結果は4-3で日本が勝利!
・・・ではあるが、課題が多く残る試合だった。
まず、前半30分のCK時にDF長友がPKを与えて失点。なんでCK時に170cmの長友がヘディングで競る形になっていたのかがわからん。他に背の高い選手はいないんだっけ?
後半開始早々にはDF中澤の裏を取られて失点。ガーナにしてみれば、中盤からポーンと放り込めばチャンスになるのだから楽なものだ。
その後、MF中村(憲)のゴールで1点返すが、20分にはDF闘莉王の裏を取られて失点。CB2枚が悲しいくらいにスピードに対応できていない・・・。
しかし、ここからの日本は、これまでの鬱憤を晴らすかのような動きを見せた。
まず33分に、敵陣深くでボールを奪った長友が途中出場のFW玉田へ繋ぎ、玉田が角度の無いところから決めて1点差。
そしてその1分後、途中出場のMF稲本のアーリークロスに、絶妙の動き出しで裏を取ったFW岡崎が得意のヘディングで決めてあっという間に同点に。
さらに37分には左サイドから長友が中央にはたき、それを稲本が流し込むようなミドルを決めて大逆転!
その後はしっかり守って、日本が逆転勝利となった。
・・・ただ、1-3にされている時点であまり褒められた試合ではない。
終盤はガーナの足が止まっているようにも見えた。W杯最終予選を戦って中2日という日程の影響もあるかもしれん。今日の結果で諸手を上げて喜んではいかんだろう。
見ていて問題と感じたのは、「CB2枚のスピード不足」というのと、「裏を取ろうとするFWとパスの出し手の意思疎通不足」。
前者は闘莉王&中澤ではどうもなるまい。だからといって他に優れたスピード系CBがいるわけでも無い。間延びするのを覚悟でラインを下げるしかないのかなあ。
後者は、岡崎や前田がナナメ走りで裏を取ろうとしているのにパスが出ず、横につなぐというシーンを何度も見た。
逆にガーナはドンドン裏へ抜けるパスを出してくる。個人的にはもっとシンプルに裏へのパスを使ってもいいと思った。
文句ばっかり書くのもなんなので、笑えたことを。
現地での選手交代アナウンスは、なんであんなにすっげーたどたどしい日本語だったのだろう・・・。あれはかなりの謎だった。
というわけでオランダ遠征を終えたわけだが、課題も見えたし(以前からの課題という気もするが)まずまずの内容だったのではないだろうか。
あとはこれをどう修正していくかだが、期待せずに見守ろうと思う。
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