ウオッカ電撃引退に思う。
今朝、朝食を摂りに両親のところに行き、日刊スポーツの朝刊を見たらなんとびっくり。
先日のレース中に鼻出血を発症していたらしい。だとすれば8着惨敗も納得がいく。
ウオッカの鼻出血はこれで2回目で、これは慢性化している可能性もある。引退は妥当な判断だろう。
ウオッカは本当に劇的な馬だった。
2歳女王になった翌年、負けるわけが無いと思った桜花賞でダイワスカーレットに負けた後、「ダービー挑戦」を掲げた時は「気が狂ってる」と思った(笑)。
しかしそのダービーではそんな考えを吹き飛ばす、3馬身差圧勝。出先だったのでワンセグ携帯で見ていたが、「なんじゃそりゃ・・・」と思ったことをよく覚えている。
その後は勝ち切れないレースが続くが、翌年の安田記念で鮮やかな復活を遂げる。
そして“最強牝馬対決”となった天皇賞・秋でのダイワスカーレットとの対決。ここでは長い長い写真判定の末、僅差でウオッカが勝利。このレースを現場で見ることができたのは本当によかった。
その翌年は春はマイルG1を連勝したが、秋はカンパニーに連敗して「終わった」感が漂っていた。
しかしそんな中、ジャパンカップで見事に復活。「ウオッカの本質はマイラー」と言っていた評論家(私もそう思っていた)を黙らせる復活劇だった。
そして引退の場に選んだドバイで、志半ばで引退。その引退レースで年下の日本牝馬が勝ったのは、これも「劇的な世代交代」だったと思う。
さて、個人的な話をすると、ウオッカは馬券の相性のいい馬だった。
08年の安田記念では300倍超の3連複を、08年の毎日王冠では2着に負けてくれたおかげで370倍の3連単を、09年の安田記念では100倍の3連単を的中することができた。
そういう意味でも大好きな馬だった(笑)。
ウオッカは今後はアイルランドに渡って、シーザスターズ(昨年の凱旋門賞馬)との交配、繁殖生活が始まる。いい仔を産んで欲しいと強く願う。
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コメント
ウォッカの引退、びっくりしましたね
ダービー制覇からもう3年になるんですね、早いものです
いいお母さんになってくれるといいですね
投稿: ぱる | 2010年3月 7日 (日) 23時24分