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菊花賞の感想。

菊花賞が終わった。

勝ったのはビッグウィーク(7番人気)。
大逃げのコスモラピュタ(5着/11番人気)の2番手から早めに捕まえに行き、交わしたところでは既にセーフティーリードになり、そのまま押し切った。
勝ち時計は3分6秒1と、ここ10年では01年(勝ち馬マンハッタンカフェ:3分7秒2)の次に遅いタイム。前半の5ハロンこそ61秒とそこそこ速かったが、そこからの5ハロンは64.5秒(ついでに次の1ハロンも13秒)と超スローで、そりゃあこんな平凡なタイムにもなるわな。
そんなスローの流れを前々で積極的にレースした川田はうまく乗ったと思う。神戸新聞杯(3着)でローズキングダムなどにあっさり差されたことを踏まえて積極的な競馬をしたのだろうが、この積極性が川田のいいところなんだよなあ。
さて、勝ち馬の今後だが、正直言って展開に恵まれた感は否めない。ただ、そういう「展開に恵まれる」レースは往々にしてよくあること(笑)。マークが薄くなりそうな時は注意しよう。
ちなみに、この10年間で「前走が神戸新聞杯3着」の馬は3勝・3着3回と優秀な成績だった。そしてビッグウィークも神戸新聞杯3着。
・・・気づいてはいたんだけどなあ・・・。

断然の1番人気だったローズキングダムは2着。
スローの流れを中団から後方に構えて、4角からスパートしたがビッグウィークとの差を詰めきれずに敗れた。
普通に武豊の騎乗ミスと言ってよかろう。道中の位置取りの悪さが敗因の大半を占めると思うが、それは武豊の責任である。
・・・あ、でも、“バラ一族”(ローズキングダムはバラ一族と呼ばれる牝系の馬)の「G1では2着にしかなれない病」のせいかもしれん(笑)。

期待した◎ゲシュタルト(10番人気)は10着。
これはビッグウィークの直後で積極的なレースをしていたが、直線では伸び切れず。
終わってみれば復調途上だったのかもしれん。でも、もし復調していればあそこから伸びていたと思う。外れはしたが、悔いは無い。

というわけで今週も外れ。
菊花賞に限った話でなく、どうも最近「買ってもいいかな」と思える馬が複数いた時に選択ミスをすることが多い。要するに冴えてない。
来週の天皇賞(秋)こそはなんとかしたい。

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