20歳の挑戦者。
今日になって知った話だが、将棋の王将戦の挑戦者が昨日決まった。
久保王将に挑戦するのは、20歳の豊島六段(昨日まで五段だったが、タイトル挑戦者になったことで六段に昇段)。
今年の王位戦を制した広瀬も23歳と若いが、それよりも若い。
まあ、豊島はかなりの実力者ではある。
プロ入りしてから100局以上指してて、通算勝率が7割を超えるのは、現在は羽生名人・三冠と豊島しかいない。
・・・サラっと書いたが、トップクラスの棋士と指すことがほとんどの羽生の勝率が7割超えるというのはやはり異常だ・・・。
そして、この王将戦では2次予選で谷川九段、丸山九段のA級在位者を負かし、挑戦者決定リーグでは初戦の渡辺竜王戦には負けたが、その後は森内九段、深浦九段、三浦八段、羽生名人、佐藤九段というA級在位者やタイトル経験者など凄まじいメンバーを負かして5勝1敗で挑戦権を獲得した。
これ、かなりの難易度ですよ。
こういう相手に渡り合える20歳が出てきたというのは喜ばしい限りである。なんか、ここに来てようやく「世代交代」を感じさせる棋士が何人か出てきたかなあ。
さて、豊島の棋風は「なんでも指すオールラウンドプレーヤー」。
挑戦を受けて立つ久保は、振り飛車のスペシャリスト。
凄く面白いシリーズになりそう。開幕局は年明けの1月8・9日。今から楽しみです!
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