有馬記念の感想。

有馬記念が終わった。

勝ったのはヴィクトワールピサ（２番人気）。
レースがスローで進む中、向こう正面で鞍上のデムーロが仕掛けるという積極策に出た。直線で早めに抜け出して勝ったかと思ったが、大外からブエナビスタ（１番人気）が強襲。しかしなんとかハナ差で凌ぎ切った。
↑で書いた通り、前半５ハロンが６２秒、勝ちタイムも２分３２秒６と、良馬場での有馬記念としては相当のスローペース。それを見越して早め早めの競馬をしたデムーロは素晴らしかった。
木曜の時点では「内枠を引けたので気になる１頭」と思ったのだが、２番人気に支持されてしまったので無視してしまったんだよなあ・・・。

２着のブエナはスローの流れにもかかわらず中団で構え、直線ではよく伸びたが差し切れず。
しかし、上位勢の中では唯一の後方から差してきた馬。むしろ「よくハナ差まで持ってきた」と褒めていい。
改めてブエナの強さを思い知り、スミヨンの使えなさっぷりも思い知った（笑）。

期待した穴馬２頭は、ネヴァブション（１２番人気）が８着、フォゲッタブル（１３番人気）が１０着。
斬れ味の無いこの２頭が、スローの流れなのに中団で競馬してどうするんだよ・・・。それこそヴィクトワールピサみたいに４角で先頭に立つぐらいの積極策を取って欲しかった。

あと、痛恨だったのはＰＯだったトゥザグローリー（１４番人気）が３着に入ったこと。
昨日の時点で「人気無いなあ」とは気付いていたが、「秋５戦目はいくらなんでも使い過ぎだろう」と思って無視してしまった・・・。せめて複勝ぐらいは買ってもよかった。１２．６倍もついたのを見ると、改めてそう思う。

それにしても、終わってみれば１～３着は外国人騎手騎乗馬だった。
スミヨン（笑）はともかく、１着のデムーロ＆３着のウィリアムズは前々での積極的な競馬が功を奏した感じ。
思い切って逃げて、中盤ではヴィクトワールピサに競りかけられながらも食い下がり、結局５着に粘ったトーセンジョーダン＆三浦は褒められていいと思うが、他の日本人騎手にはがっかりである。あ、これまで追い込みばかりだったオウケンブルースリ（１１着／８番人気）で先行した横山典は凄えとは思った（笑）。

というわけで有馬記念はかすりもしないボロ負け。その後の中山・阪神・小倉の最終レースもかすりもせず。
う～む、残念な最終日になってしまった。
しかたない、この悔しさは２９日の東京大賞典＠大井にぶつけよう（笑）。