宝塚記念優勝馬へのご褒美。
今日のJRA公式サイトを見て「へえ~~~」と“だけ”思った話。
「宝塚記念優勝馬にブリーダーズカップターフの優先出走権を付与」
見出しの通りだが、今年から宝塚記念が「ブリーダーズカップ(以下「BC」)チャレンジ」とやらの対象競走となり、勝ち馬にBCターフ(芝2400m)の優先出走権が与えられることになった(ただし、種牡馬登録・産駒登録は必要)。
しかも、出走登録料9万ドルの免除と輸送費補助として2万ドルの提供までつくとのこと。
これ、「へえ~~~」とは思うが「凄い!」とは思えなかったりする。
美味しい話のように聞こえるが、対象レースがBCターフというのが微妙なんだよなあ。
BCターフは、まず時期が微妙。
今年は11月5日だが、これに出走するともちろん天皇賞(秋)(10月30日)には出走できないし、ジャパンカップ(以下「JC」)(11月27日)も中2週となり出走は難しそう。
宝塚記念を勝てるぐらいの馬なら天皇賞もJCも勝ち負けできるわけで、そのチャンスを捨ててBCターフに行くかというと、普通は行かない気がする。
で、BCターフの賞金が高ければ行く価値もあるのだが、1着賞金は約1億3800万。
天皇賞(秋)の1億3200万とほとんど同じだし、JCの2億5000万に比べるとだいぶ落ちる。
さらに、BCターフのレベルが低くて“ただ貰い”のようなレースなら「海外G1勝ち」の勲章が貰えるのだが、レベルもそれなりに高いし。
というわけで、この“ご褒美”を行使する馬はほとんどいないように思う。
「宝塚記念を勝てるレベルの馬」で、「天皇賞やジャパンカップでは厳しそうな馬」がいれば話は別だけど。
・・・あ、宝塚記念勝ちがあって、府中で未勝利のドリームジャーニーなら行くかも?
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