名人戦第６局。

というわけで名人戦第６局。
森内九段挑戦者が名人復位を決めるか、羽生名人が名人防衛に逆王手をかけるかという一局。

結果は羽生の勝利。

相矢倉の序盤から、先手番の羽生が一気に攻めて森内は受けに回る局面が続いたが、羽生の攻めが落ち着いたところで森内の反撃が始まる。
しかし、その反撃を羽生が完璧に防ぎ切ってしまったのには驚いた。
その後は森内も粘ろうとするが、全く効果なく、あっさり羽生が寄せ切った。

それにしても難しい将棋だった。
私が持っている将棋ソフト（私よりもじぇんじぇん強い）にこの将棋の棋譜を打ち込んで形勢を分析させていたのだが、終盤はずっと「森内優勢」の判断だったし、ネット中継の解説（解説しているのはプロ棋士）でも「森内の方が良さそう」という評判だった。

それなのに、終わってみれば羽生の勝利。
普通のプロ棋士や、ソフトごときではこの将棋は理解できないということなのだろう。

というわけで、これで３勝３敗のタイになってしまった。
森内の３連勝でスタートした時はどうなることかと思ったが・・・。
勢い的にはもちろん羽生に分がありそうだが、こればっかりはやってみないとわからん。当たり前だけど。
最終局は再来週の２１（火）・２２（水）。今から凄まじく楽しみです。