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セイウンスカイ死亡に思う。

JRA公式でも発表されたが、1998年の皐月賞&菊花賞の二冠馬、セイウンスカイが今日亡くなった。
馬房で立ち上がって頭を打って即死に近い状態だったらしい・・・。

セイウンスカイは“三流”と言ってもいいくらいの血統でありながら、スペシャルウィークなどのサンデーサイレンス産駒勢や、良血・キングヘイローを打ち負かすところや、ケレン味の無い逃げっぷりが魅力的な馬だった。
3馬身差の逃げ切り圧勝劇&当時の菊花賞レコード樹立を決めた菊花賞はカッコ良かったなあ・・・。

私の馬券的には相性は悪かった。
「皐月賞を逃げ切る馬はダービーでも好走できる(ミホノブルボンとかサニーブライアンとかがそうだった)」と信じてダービーで単勝を1万円買い、府中競馬場でスペシャルウィーク(ダービー勝ち馬)の独走を呆然と見届けたのは今でも覚えている(笑)。
とりあえず、セイウンスカイで馬券を的中させたことは無いはず。

主戦の横山典は、私にとってはそれまではメジロライアンやサクラローレルなどの差し馬で実績を挙げていた(て言うか差し損ねも多かった)イメージだったが、セイウンスカイ以降は「意外な逃げ戦法で穴を開ける騎手」というイメージになった。
イングランディーレ@04年天皇賞・春の騎乗なんてまさにその典型だった。横山典にとって、多くのことを学ばせてくれた馬だったのではないだろうか。

引退後は種牡馬にはしたが、血統が良くないこともあって成績は酷かった。
まあ、血統としてはセイウンスカイの名前は残らないかもしれないが、競馬ファンの記憶には残っている。
それで充分だと思う。

安らかに眠って下さい。合掌。

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