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凱旋門賞の感想。

昨日行われた凱旋門賞は、日本馬はヒルノダムールが10着、ナカヤマフェスタが11着と大惨敗に終わった。
フェスタは後方待機だったので「これは厳しいだろう」と思っていたが、ダムールは先行策から絶好の位置にいただけにかなりのショック。あの位置から全く伸びないとは思わなかった・・・。
レース後のコメントを読むと、ダムールはイレ込みまくり、フェスタは調子が戻り切らずということだったらしい。レース前は「2頭とも順調らしい」と聞いていたが、やはり最後の調整は難しいものだねえとしみじみ思う。

ただ、この敗戦で「やっぱり凱旋門賞は厳しいレースだ」と、日本の競馬関係者が怯んでしまうのは止めて欲しい。
昨年のナカヤマフェスタの2着のように、惜しいレースは過去にもあったのだから。
まあ、私なんかが心配しなくてもまた来年には挑戦する陣営が現れるだろうけど。

ちなみに、レースそのものは伏兵のデインドリームが勝った。
この馬はドイツ所属の3歳牝馬で、ドイツ馬が勝ったのは36年ぶり2頭目らしい。
タイムはレースレコードとなる2分24秒49。ロンシャンにしては破格の“軽い馬場”だったようで、有力視されていた昨年の上位馬(昨年は重い馬場だった)はみんな惨敗した。こう思うと、軽い馬場が得意な日本馬には絶好のチャンスだったんだよなあ・・・。
あと、1~3着は牝馬(1・2着は3歳)だった。これだけ見ても、ちょっと今年の凱旋門賞は特殊なレースだったのかもしれない。

さて、勝ったデインドリームの共同の所有者の一人は社台ファームの吉田照哉氏だったりする。
その関係かこの後は日本で出走する予定のようで、エリザベス女王杯かジャパンカップに向かうらしい。
昨日の凱旋門賞で3着だったスノーフェアリー(昨年のエリザベス女王杯を圧勝)も来日するらしいし、これはなかなか楽しみです。

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