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備忘録(その4)。

通夜の日、最も心配していたのは天気だった。
朝から風が強く、雨模様でもあった。通夜の頃にはどちらも収まったので助かったが。

14時半頃に葬儀屋さんが来て、母の遺体を霊柩車に収容した。
病院からではなく、自宅から出発できたのはよかったとは思った。

その後は、式場に着いて通夜の準備にとりかかる。
と言っても、我々ができることはほとんど無く、葬儀屋さんや式場の方々で滞りなく準備は進む。

ただ、「翌日の告別式で弔電のお礼をアナウンスするので、誰からの分にお礼を述べるか、選んで欲しい」と言われた。
で、弔電を見たのだが、これがなかなかのラインナップ。
私の勤め先の社長や、兄の勤め先の研究所の所長から届いていたが、これはそういうものだろう。
凄いのは、母と縁のある人からの弔電で、「昨年まで菅内閣の大臣だった人」とか「私が住んでる所の区長」から届いていた。

実は、母は地域の婦人会や赤十字奉仕団などで会長とか団長とかいろいろ務めるような人だった。ちなみに、昨年は「女性の地位向上に貢献した」ということで区長から表彰されたりしている。
これらの関係の人が葬儀に来るのは予測できて、それで盛大にしたのだった。結局、上で書いた人々の弔電を紹介してもらうことにした。

18時になり、通夜が始まった。
上で書いた「大臣だった人」も参列していて、改めて「うちの母親凄え」とは思った。
会社の上司や同僚、マンクラの同期や後輩も参列しているのを確認できた。最終的には120人ぐらい参列して頂いたらしい。

通夜の後は親族で遅めの会食をとり、取りまとめて頂いた香典を受け取って終了。
終わってみれば、この日は感極まって涙を流すということは無かった。「なんだかんだで慣れてきたのかな・・・」なんて、この日の時点では思っていた。

(注:たぶん明日で備忘録は終わります。)

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