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降着・失格のルールが変更になる件について。

今日はJRA公式サイトで降着・失格のルール変更(来年から)が発表された。
詳しくはこちらの紹介ページを見てもらうとして。

正直なところ、「えええええ!?」と思うようなシーンが多発しそうな気がする。
例えば、↑の例では「斜行の被害馬が加害馬に大きく遅れてゴールした場合は、『斜行が無ければ被害馬が加害馬に先着した』とは言えないのでお咎め無し」と書かれている。

ということは、「メジロマックイーンが1991年の天皇賞(秋)で大斜行で他馬に迷惑をかけたが、2着入線のプレクラスニーに6馬身差でゴールした」というのは、このパターンでいうと「お咎め無し」になってしまうのだろうか?

また「加害馬の不注意で被害馬が落馬した場合は、悪質でなければ降着・失格にはならない」とも書いてある。
ステイゴールドが1着入線も、ナリタトップロードが落馬したので失格扱いになった2001年の京都大賞典も、このルールなら失格にはならないのかもしれない。

まあ、一応は「各馬のパフォーマンスを尊重する」という名目があり、それはわからないでもない。
確かに、上の例で言えば「マックイーンが斜行しなければプレジデントシチー(被害を受けた馬。18番人気で、マックイーンに7秒遅れでゴール)が先着できたとでも言うのか?」と思ったし。

でも、それを言ったら「スタート直後だったら何やってもOKなのでは?」とも思ってしまう。「スタート直後の挙動で大勢に影響はしない」とか言えるわけだし。

もちろん、着順は変わらないとしても騎手へのペナルティーはあるわけで、騎手もそんなに無茶はしないと思うが、なんか釈然としない結果が増えそうな気がします。
杞憂で終わればいいのだけど。

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