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分厚すぎる紙一重。

凱旋門賞が終わった。

オルフェーヴルは2着。

道中は最後方に近い位置で脚を溜め、最後の直線では大外から一気に突き抜けた!
そして2着以下を突き放し、あとはゴールに向かって一直線!
・・・のはずが、急に脚色が衰え、2番手の馬に追い上げられる。
テレビに向かって「残せ!残せ!」と思わず声が出たが、最後のゴール前できっちり差し切られてしまった・・・。

そのオルフェーヴルを負かした馬はソレミアという謎の牝馬(笑)。ブックメーカーの単勝オッズが42倍なんだから、かなりの伏兵だったのだろう。
ちなみに鞍上は日本でもおなじみのペリエ。あのハゲ野郎(笑)。

まあ、終わってみれば「早仕掛け」だった。
最後の直線で大外から一気に差し切ったわけだが、先頭に立ったのが残り300m地点。
そしてそこから急に内側に斜行してしまったのだが、これは「先頭に立った時点で馬が競馬を止めてしまった(いわゆる“ソラを使った”状態)」というのと、「スタミナが切れて苦しくなってラチを頼ろうとしてヨレた」という、両方が原因だと思う。
今日の馬場は不良馬場に近いような馬場だったらしく、そこで59.5kgを背負っての競馬というのは想像以上にハードだったのだろう。

ただ、このことで鞍上のスミヨンを責めるつもりは全く無い。
「勝ちに行く競馬」をして、一時ははっきりと先頭に立って「これは勝った!」と夢を見せてくれた。追い込んで届かず2着よりは全然マシです。

・・・でもねえ。

ここまで行ったら勝って欲しかった。

競馬でここまで悔しくなったのはかなり久々です。
あともう少し、紙一重のところなのだけど、“分厚すぎる紙一重”だねえ・・・。

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