米長邦雄死去に思う。
今日の昼にめちゃくちゃ驚いた話。
「訃報 米長邦雄永世棋聖」
現在は将棋連盟会長の米長邦雄が、今日亡くなった。
前立腺のガンということは知っていたが、今年の初めにコンピュータとの対局を行う(負けたけど)など、精力的に活動している印象だった。
なので、今日の訃報をネットで知った時には「えっ!?」と声が出ました。
米長は初めてタイトルを取ったのが1973年(棋聖戦)、1985年には四冠王になるなど、超一流の棋士だった。
私が将棋に本気で取り組んだのは中学生~高校生の時期だが(将棋部でした)、その頃が米長のピークだったと思う。私は振り飛車党だったが、居飛車党の米長が考案した戦法や陣形を使う将棋部仲間に苦しめられたなあ・・・。
米長は数多くの名言・迷言(笑)を放ったり影響を与えた棋士だが、一番好きなのは「自分にとっては消化試合だが相手にとって重要な対局であれば、相手を全力で負かす」という、いわゆる“米長哲学”である。
これは要するに「消化試合で手を抜いてしまうことは、手を抜いたという事実だけが残り、自身にとってマイナスである」という話。
こういう考え方は勝負師として大事だと思うのですよ。
そして、こういう考え方を公言して、他の棋士に影響を与えた米長は偉大だったと思います。(上記の訃報のリンク先で、羽生が「米長哲学は、将棋界の要であり、礎でもあります」とコメントしていたのには驚いた。)
合掌。
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