王将戦第１局＆女流名人位戦第１局。

今日は王将戦第１局２日目＆女流名人位戦第１局が行われた。

王将戦は、佐藤王将に渡辺竜王が挑む。

結果は渡辺が勝利。

先手番の佐藤が独創的な序盤の構想を見せるが、ちょっと強気すぎだった模様。
佐藤の玉が中段に引きずられる形になり、終盤は佐藤が必死の粘りを見せたが渡辺が寄せ切った。

渡辺にとっては初戦を後手番で制したのはとてつもなく大きい。て言うか、佐藤は先手番で無茶をしすぎです。それが佐藤のいいところではあるのだけど。
それにしても、今の渡辺は“動じない”というか、対局相手の新手に冷静に対応して勝っているイメージがあります。

女流名人位戦は、里見女流名人・四冠に上田女王が挑む。

結果は里見の勝利。

相振り飛車から後手番の上田がうまく指して、終盤では勝ちの局面があったように見えたが寄せを誤り逆転。最後は里見が寄せ切った。

里見は勝つには勝ったが、あまり褒められない内容。ちょっと中盤が雑だった気がする。
でも、こういう内容でも勝ててしまうようだと、今年も普通に防衛するのかなあ。