安藤勝己引退に思う。
昨日から続いたお仕事は今日きっちり仕上げて終了。よかったよかった。
では昨日書けなかった話を。
昨日「騎手の安藤勝己の引退」が発表された。
安藤勝(←この表記が一番しっくり来るのでこれで書きます)は、元々は笠松競馬所属の騎手で、通算3299勝という大騎手である。
2003年に中央競馬に移籍してからもG1を22勝し、輝かしい成績を残した。
ただ、すでに50歳を超えていることもあってか(今年の3月で52歳)昨年から騎乗数を減らし、今年に入ってからは1回も騎乗していなかったので「引退が近いのかなあ・・・」と思っていた矢先での引退発表だった。
私が「安藤勝」の名前を目にしたのは、1995年の4歳牝馬特別(桜花賞トライアル)だった。
ライデンリーダーという笠松競馬所属の牝馬で圧勝し、馬も強いと思ったが、「これが笠松の名手の腕か」とも思った。今思うと相手が弱かっただけだったのだけど(笑)。
2003年に中央競馬に移籍してからは↑にも書いた通りの大活躍。
ただ、馬券的にはあんまり相性は良くなかった。本命にすると負けて、本命にしないと勝たれるというパターンが多かった気がする。
今思い出しても痛恨なのが、2003年秋に「ザッツザプレンティに神戸新聞杯で◎を打って外して(5着)、菊花賞で軽視して勝たれた」こと。馬券のセンス無いよねえ(涙)。
過去の「安藤勝が制した重賞一覧」を見たが、単勝を当てたのはリーチザクラウン@2010年のマイラーズCだけかもしれん。
印象に残る騎乗はダイワスカーレット@2007年の桜花賞&2008年の天皇賞(秋)。
桜花賞は「ウオッカ確勝」と言われる中(私もそう思っていた)、前目の競馬で早めに抜け出てウオッカの末脚を封じるという鮮やかな競馬を見せた。
今になってみればダイワスカーレットも超名牝なわけだが、当時は「四位(ウオッカの鞍上)とは違うな~」と思ったものである。
天皇賞は現地で観戦したのだが、直線が長くなった府中を逃げて、ウオッカを初めとした後続勢が追い付くのを待ってから仕掛けて、そこから凌ぎに凌いでの粘り腰に驚愕した。
結果としてハナ差だけウオッカに差されたわけだが、あの粘りっぷりを演出した安藤勝の騎乗には素直に「あれを残すか~」と感動した。
安藤勝の引退はとても寂しいが、晩節を汚さない引退は潔いとも言える。
長い間お疲れ様でした。
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