「五輪からレスリングが除外されるかも」問題に思う。

昨夜のニュースだが、今朝のスポーツ新聞の一面を飾りまくった話題を。

「レスリング五輪から除外も１枠争う候補に」

というわけで、レスリングが２０２０年五輪から除外される候補になった。
２０２０年五輪では昨年のロンドン五輪で実施された「中核競技」２６種目から１種目が外されることになっていたらしい。
２０２０年で復活する可能性もあるのだが、以前に外された野球や、新しい候補であるスカッシュなどと争うことになるとのこと。復活はちょっと厳しいのかもしれない。

ちなみに、その「中核競技」一覧は以下の通り。
複合競技
・近代五種
・トライアスロン
水のスポーツ
・水泳
・ボート競技
・セーリング
・カヌー
格闘技
・フェンシング
・レスリング
・ボクシング
・柔道
・テコンドー
的当て
・射撃
・アーチェリー
球技
・テニス
・サッカー
・ホッケー
・バスケットボール
・バレーボール
・ハンドボール
・卓球
・バドミントン
その他
・陸上競技
・体操
・ウエイトリフティング
・自転車競技
・馬術

このラインナップの中からレスリングが除外されるわけです。
第１回の近代オリンピック（１８９６年のアテネオリンピック）から行われているレスリングを除外してまで残す必要があるのか、と言いたくなる競技はあるけど、その競技に携わっている方々に失礼なので書きません。
（ちなみに、そのアテネオリンピックで行われた競技は、陸上、競泳、体操、ウエイトリフティング、フェンシング、射撃、自転車、テニスらしい）

今回の原因は、ぶっちゃけ「国際レスリング協会がロビー活動をしなかったから」なのだろう。ＩＯＣ（国際オリンピック委員会）の関係者が「（除外の危機にあった）近代五種とテコンドーの関係者は効果的なロビー活動を行った」と語ったらしいし（笑）。
もしかしたら「そもそもレスリングは人気無いよ＆普及されてないよ」ということなのかもしれない。正直、私も五輪でしかレスリングは見ないからなあ。
とりあえず、今は「２０１６年のリオ五輪で有終の美を飾ってもらいましょう」ぐらいしか言えないです。

でも、ロビー活動が重要な今の五輪ってどうよ！？とは思います。