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今更ながら電王戦第3局。

今日は特に何も無い一日だった。
というわけで、かなり気が乗らないのだが、一昨日の将棋の「電王戦」第3局、船江五段vs「ツツカナ」(という名前のコンピュータソフトです)の話を。

ニュースや、今朝の「ZIP!」でも取り上げられたので知っている人も多いと思うが、第2局に続いてソフト側が勝利した。

で、棋譜を見たのだが、中盤では船江が“飛車得”という状況になり優勢に思えたが、そこからツツカナが猛攻を仕掛け、「このまま寄せ切られるのでは?」という展開に。
しかし、船江もなんとか耐え、逆にツツカナの玉を寄せられそうな形になったが、そこでツツカナに銀捨ての鬼手(94手目△6六銀)が出て、ツツカナが凌ぐ。
それでもまだ船江は銀得で優勢だったのだが、逆にそれで“震えて”しまったのか、あるいは持ち時間が無くなったせいか、弱気な手を連発して逆転されてしまった。

将棋としては凄まじい一局だった。
ツツカナの粘りには、コンピュータとは思えない執念を感じた。
この対局を見た渡辺三冠が「プロ棋士のトップ50(現在プロ棋士は約160人)に入る力がある」とブログで語ったが、あながち間違いで無いと思う。

ただ、正直言って「船江が負けた」というのはかなり衝撃ではある。
船江はプロ入りして最初の順位戦(C級2組)で全勝昇級という、20数年ぶりの快挙を成し遂げた若手(と言っても26歳だけど)の有望株である。その船江でもソフトに負けるのか・・・とは思った。

私が思っている以上にソフトは強くなっているのだなあとしみじみ思います。

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