「騎手の一分 競馬界の真実」を読みました。
昨日購入した「騎手の一分 競馬界の真実」(藤田伸二・著)を読み終えた。
凄く面白かった。
本当は少しずつ読んでいこうかと思っていたのだが、昨晩の風呂上りに読み始めたら止まらなくなって一気に読み切ってしまった。
読む前は「藤田が競馬界の“闇”を告発するのか!?」とか思っていたが、そういう内容ではなく、「藤田が『このままでは日本競馬はヤバい』と危惧する理由」を書き連ねたものだった。
そしてその内容は、私が「今の競馬はどうにも盛り上がれない」と思う理由にかなり近かった。
エージェント(騎手に出走馬をあてがう仲介役)の力が強すぎること。
大手クラブ(要するに社台系)の力が強すぎること。
人情味(調教師と騎手との)が希薄になってしまったこと。
・・・などなどのことを藤田ははっきりと書いてくれた。
そして最後に「市場原理がある以上、エージェントや大手クラブが悪いとは言えない。一番悪いのは、こんなシステムやルールを作って“見て見ぬふり”をしているJRAだ」と締めている。
よくぞここまで書いてくれた、と思った。
本の中でも書いているが、「もういつでも引退していい」と思っているからこそ書けるのだろうなあ。
あと、他にも岩田と福永の乗り方や、福永の振る舞いについてボロカスに書いているのにも軽く感動した(よくぞ言ってくれた、という意味で)。
まあ、これ以上は買って読んでくれ、としか言わない(笑)。
真面目な話、この内容で777円(税込)なら安いものですよ。お勧めの一冊です。
さて、今日はもうすぐJ1第12節、東京vs清水@味スタのボランティア活動のために出掛ける。
帰りは23時頃になると思いますのであしからず。
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