トウカイテイオー死亡に思う。(第4回)
2020年のオリンピック招致特番をダラダラ見ながらトウカイテイオー話の最終回を。
ジャパンカップを制した後の有馬記念惨敗後、トウカイテイオー(以下「テイオー」)はまた骨折してしまい、復帰戦は結局有馬記念になってしまった。
「1年ぶりの復帰戦」ということで、「いくらなんでも無理だろ」と思っていた。さらに言えば「まともな状態でもどうにかなるかは怪しい」とさえ思っていた。
で、有馬記念出走前のパドックを見た。
ここでちょっと話がそれるが、テイオーはパドックでは独特の「ひょこひょこした歩き方」をする馬だった。「変な歩き方をする馬だなあ」と思いつつ、それでも結果を出すテイオーを見て、「そういう馬もいるのね」ぐらいに思っていた。
さて、パドックの話に戻る。
有馬記念出走前のパドックに出てきたテイオーは、あの調子の良い時の「ひょこひょこ歩き」をしていた。
これを兄と一緒にテレビで見ていたのだが、「うっわ~~~、テイオー仕上がってるわ~~~」と悶絶していたのを昨日のように覚えている。
そしてレースだが、好位を進んだテイオーは、前を進むビワハヤヒデ(以下「ビワ」)をあっっっさりと捕らえて半馬身差の快勝。「1年ぶりの出走でG1制覇」という、未だに破られていない快挙を成し遂げた。
正直、この勝利に関しては「テイオーが勝っちまったよ・・・」といった負の感情は起きなかった。
なぜかというと、この時点ではビワの方が嫌いだったからである(笑)。テイオーを捨ててビワを選んで、そしてそのテイオーに軽く負かされた岡部(ビワの鞍上)を見て「ざまあああぁぁぁ(笑)」と思ったものである。
翌年もテイオーは現役続行の意思はあったが、またも骨折してしまい、そこで引退することになった。
終わってみれば、故障に泣かされ続けた馬だった。だからこそ、今でも印象に残る馬なのかもしれない。
これまで書いた通り、テイオーは大っ嫌いな馬だったが、「そのテイオーを負かしてくれる馬」を探すということで当時は競馬を真剣に見ていた。そういう意味では、私の競馬人生に大きい影響を与えた馬だった。
今ではここまで嫌いになれる馬はいないなあ・・・。嫌いな騎手・調教師・馬主なら掃いて捨てるほどいるのだが(笑)。
以上で、長々と書いてきたトウカイテイオーの思い出話を終わります。
最後に、彼の冥福を祈ります。
合掌。
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