王座戦第4局決着。
昨晩行われた王座戦第4局。
昨日も書いたが、中村六段挑戦者が勝てば王座奪取、羽生王座が勝てば王座防衛に逆王手をかける一局。
結果は羽生の勝利。
千日手後の指し直し局は羽生の一手損角換わり(という名の戦法名です)で始まった。
お互いに攻め合い、中村優勢で進んだ最終盤、「ああ、これは中村が羽生の玉を詰まして勝ちだわ」と思ったが、なんと打ち歩詰めで羽生が凌ぐ形に。(注・歩を打って相手の玉を詰ませるのは「打ち歩詰め」という反則です。)
それでもまだ中村に勝ち筋はあったのだが、さらに悪手を重ねて一気に中村の敗勢に。急転直下の逆転劇になってしまった。
う~ん、中村にとっては痛恨の一局になってしまった。打ち歩詰めが見えてしまって動揺してしまったのだろうか。それともこれが初タイトルを前にしたプレッシャーというものなのだろうか。
なんにせよ、これで対戦成績は2勝2敗のタイに。最後の第5局で雌雄を決することになった。
その運命の第5局は21日(月)に行われる。さてさてどうなることやら。
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