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今更ながら日本代表の感想。

W杯の決勝トーナメントを見ながら、「あ、そう言えば日本代表が負けたことの感想を書いてねえや」ということに気付く。
というわけで、思うままにダラダラと。いろんなところで書かれていることの焼き直しになりそうな気もするが、気にせず書きます。

終わってみれば「日本のサッカーって何が強みなの?」と言いたくなる3試合だった。
まず、3試合とも動けていない感じに見えた。
でも、スタッツでは走行距離も短距離ダッシュの数もグループCの中ではトップだったらしい。となると、動きの質が悪い、言い換えれば無駄な動きが多いということなのかもしれない。
よく見たシーンとして、「日本の選手がボールを持つ→全員が押し上げる→中盤でトラップミスやパスミスでボールを奪われる→前線の1~2名を残してみんな戻る」というのがあった。こういうことの繰り返しが「日本の走行距離が多い」理由なのでは、とか思ったり。
そして、その無駄走りのせいで疲れて、肝心なところで動けていないのが「動けていない感じに見えた」理由なのかも。

て言うか、日本にパスサッカーは無理なのでは?とか思ったりもする。ちょっとプレッシャーが厳しくなったらパスを繋げないような技術ですし。
ただ、アジア相手ではこのパスサッカーで勝ててしまう。それがまた悩ましい。
「アジア予選ではパスサッカーで、W杯本番ではカウンターサッカーで戦う」なんて切り替えられればいいが、それこそ難しい話。
個人的にはパスサッカーよりは、ショートカウンターや縦に速い攻撃を軸に置くサッカーの方が日本には合うような気がするのだけど、日本はパスサッカー信仰が強いからなあ。
でもロンドン五輪で4位になれたのは「縦に速い攻撃」のおかげだったわけで、これを追求するのも一つの手だと思うのだけど。

もう一つ、攻撃面の話をすると、今大会で、ワンツーで崩したり裏に抜け出てのシュートというシーンを見た記憶がほとんど無い。「パス&ゴーって知ってる?」と言いたくなることが何度かあった。
・・・うっ、まるで昨年のFC東京だ・・・(笑)。

あと、そもそもの話だが、代表メンバーの選び方にも問題はあったと思う。ぶっちゃけ、「この選手、ピーク過ぎてるよね」と思う選手は何人かいた。
でもザッケローニは情が厚いのか、あるいはJリーグを適当に見ていたのか、選手の入れ替えをあまり行わなかった。これまで築き上げた連携を重視したのかもしれないが、その連携があの程度なのだとしたら明らかに戦略ミスだった。やはり、もっといろんな選手を試して欲しかった。今更遅いのだけど。

愚痴はこれくらいにしておきますか。
次の監督が誰になるかはわからないが、W杯で勝てるサッカーをしてくれる監督であることを願います。

あと、最後に。
W杯で結果は出せなかったが、ザッケローニはいい監督だったと思う。日本が好きであることはよく伝わったし、日本のことを理解しようとする人物だった。
次はどのチームを指揮するのかはわからないが、いい結果を残してくれることを願います。

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