ラムタラ死亡に思う。
今日の驚いた話。
1995年に英国ダービー、“キング・ジョージ”、凱旋門賞を無敗で制し、4戦4勝で引退した“神の馬”ラムタラが死亡したことが発表された。
ラムタラの競走成績はいい意味でデタラメとしか言いようがなかった。
「1戦1勝で休み明けでダービーに出走して勝つ」というのがとにかくめちゃくちゃ過ぎる。そもそもそういうローテで出走できてしまうこと自体にも驚いた(笑)。
その後も“キング・ジョージ”、凱旋門賞と、「誰でも知ってるメジャーG1」だけ勝って、そしてすぐに引退という競走生活もドラマティックだった。
この後、「欧州で種牡馬生活を送ってそこそこの馬を出しました」で終わればよかったと今でも思う。
・・・日本に輸入されてしまったんだよねえ・・・。
購入額は3000万ドルで、社台グループのサンデーサイレンスに対抗するべく北海道の日高の生産者グループが購入したと言われている。まあ、この競走成績だとこれぐらいのお金を積まないと買えなかったのだろう。
しかし、ラムタラ産駒からはG1馬は誕生しなかった。
G3を勝ったメイショウラムセスを出したぐらいだった。
母の父としてはヒルノダムール(2007年の天皇賞(春)勝ち)を出したが、これでは「種牡馬大失敗」と言われても仕方ない。
結果論だが、サンデー産駒が活躍する日本の“軽い馬場”にはラムタラ産駒ではスピードが足りなさ過ぎたのだと思う。「結果論」と書いたが、ちょっと血統をかじった人間なら誰でも予測できた話だけど。
もしもラムタラが日本に買われることなく欧州で種牡馬生活を続けていたらどうだったのだろうか。
欧州だったら日本ほどスピードは要求はされなかったと思うので、それなりの活躍馬は輩出できたと思う。そうすれば、ラムタラの血統を後世に残すことも可能だったのではないだろうか。
今となっては「もしも」の話でしかないけれど、欧州で種牡馬生活をさせてあげたかったと強く思います。
合掌。
さて、話は変わって明日の早朝の楽しみはW杯準決勝のブラジルvsドイツ(日本時間5時キックオフ)。
「どっちが勝ちそう」と予想するつもりはないが、とにかく「フェアないい試合」を望みます。
5時に起きるので、今日はとっとと寝ます。
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