名人戦第５局。

今日は名人戦第５局２日目。
羽生名人が勝って名人防衛を果たすか、行方八段挑戦者が勝って巻き返すかという一局。

結果は羽生の勝利。

相矢倉から先手番の行方が攻めるが、ちょっと細い攻めだったか、羽生の入玉（羽生の玉が相手陣に逃げ込むこと）を許す。
そしてそこから羽生の猛攻が始まり、一気に寄せ切った。

正直、行方が寄せ切れそうな気はしていなかったが、その後は行方も入玉を図って持将棋（引き分け）になるのかと思っていた。
しかし、そういう将棋を勝ち切ってしまうのが羽生の恐ろしさ。それを実感する将棋だった。

これで羽生が４勝１敗で防衛。
まあ、終わってみれば順当な結果ではある。第２局で行方が勝った時は「おっ！」と思ったのだがなあ。
あと、やはり第４局での羽生の大逆転勝ちが大き過ぎた。ここで行方が勝って２勝２敗になっていれば・・・と思うのだが、それは結果論。

でも、なんだかんだで面白い名人戦だったと思います。