フィッカデンティ監督退任。
覚悟はしていたけれど。
以前から噂されていたが、FC東京のフィッカデンティ監督の退任が発表された。
こうして正式に発表されると、結構ガックリくるものがある。
フィッカデンティは2013年に年間8位だった東京を、2014年は年間9位に甘んじたが、今年は年間4位まで押し上げた。
2年目である程度の結果を出して、来年が勝負の3年目だと思っていたところでの退任となった。
今年で退任となったのは、おそらくはタイトルが獲得できなかったからなのだろう。
ただ、今年はリーグ戦では第1ステージは2位、年間順位もあと少しでチャンピオンシップに出場できるところまでは行った。
敗退したナビスコ杯も、負かされた相手は結果として優勝した鹿島である。
そして、天皇杯はベスト8なのでまだタイトル獲得の可能性は残っている。
そもそも今年の東京は、前半戦終了時にFW武藤を放出したチームで、それでいてこの結果を残せたことは賞賛されていい。
この2年で武藤を開花させ、FW河野、中島、MF橋本、DF吉本らをレギュラー級に育てた功績もある。
今年はリーグ戦での「1-0での勝利」が8回と、勝負強さも根付かせつつあった。
普通に考えたら来年も指揮を執ってもらうことを考えそうなもので、確かに優勝できなかったとはいえ、これだけの結果を出した監督と契約しないなんて、東京のフロントは自分たちが強豪チームだと勘違いしていないか?と問い質したい。
まあ、もしかしたらフィッカデンティが給料のつり上げを要求したとか、古巣のイタリアからオファーがあるとか、そういう事情があるのかもしれないけれど。
さて、フィッカデンティはこの後どうするのだろうか。
Jリーグの他のチームや、中国が狙っているという噂もあるが、Jリーグだけは勘弁して欲しい。どこに行かれたとしても堅い守備のチームを作られそうだ。
というわけで、「フィッカデンティが指揮する東京」を見られるのは天皇杯のみとなってしまった。
なんとか“有終の美”を飾って欲しいと強く思います。
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