城福復帰。

一昨日の天皇杯で負けた東京だが、予想通りに新人事の発表がされた。

「城福浩氏 監督就任のお知らせ」

フィカデンティ監督の後任として、２００８～２０１０年途中まで東京の監督を務めた城福氏の再任が発表された。以前から噂されていたので驚きは無いです。

第１期城福時代は２００８年はリーグ６位、０９年はリーグ５位＆ナビスコ杯優勝と好調だったが、１０年は前年にＦＷカボレが中東に移籍、開幕直前にＭＦ米本が大怪我、シーズン途中でＤＦ長友が海外移籍ということもあって低迷、シーズン途中で解任という結果となった（その後、結局Ｊ２降格）。
とは言え、いつかは東京でリベンジして欲しいとは思っていたので、今回の再任に文句を言うつもりは無い。て言うか、このタイミングで再任させないと他のチームに取られそうだし。

ただ、第１期は「ムービングフットボール」「ボールも人も動くサッカー」というのを謳い文句にパスサッカーで戦ってきた。
この２年間、東京はフィッカデンティ監督の下、「縦に速いサッカー」で戦ってきたわけで、方向性はだいぶ異なる。
城福は２０１２～１４年は甲府で監督を務め、その時はパスサッカーではなかった気がするが（て言うかできなかった？）、本質的にはパスサッカー好きな監督だと思う。

なんと言うか、「チームとしての方向性」が見えないのですよ。
もしかしたら「フィッカデンティの堅守＋城福のパスサッカーの融合」とか考えているのかもしれないが、そんな器用なことができるチームではない（笑）。単に「ストロングポイントの無い、あやふやなチーム」になるような気がしてならない。

と、不安が無いわけでもないが↑に書いた通り、「城福に２０１０年のリベンジを果たして欲しい」という気持ちはある。すっごく気持ちが見える、大好きな監督だから。
なので、フロントには城福が望む補強をしっかりとやって欲しいと思います。
２０１０年のように、カボレの穴は埋めない（ＦＷ大黒を途中で獲得はしたけど）、長友を放出するといった「足を引っ張る」ような真似だけはしないで欲しいです。