王位戦決着。

今日は王位戦第７局２日目。
羽生王位が勝てば防衛、木村八段挑戦者が勝てば奪取となる大一番である。

勝ったのは羽生。

先手番の羽生が横歩取り（という戦法名です）を選択。
中盤に木村が飛車を切って果敢に攻めるが、思ったほど効果が無い。そこから羽生の反撃が始まると一気に寄せ切った。木村は受けて粘るのが得意な棋士だが、粘る展開にさせてもらえなかった。

というわけで羽生が２勝３敗の危ない場面から２連勝で逆転防衛を果たした。
先日の棋聖戦もそうだったが、今回もギリギリでの防衛である。でも、そのギリギリで勝てるのが羽生の強さなのだろう。

そして木村は惜しくも初タイトルならず。今回はチャンスだったんだがなあ・・・。
第６局での敗戦（羽生に絶妙手を指されていいとこなく完敗）が今日の第７局に繋がってしまったのだろうか。
ただ、木村は好きな棋士なので、くじけずに頑張って欲しい。

それにしても、名人を奪われて棋聖戦も王位戦も黒星先行した時は「羽生は四冠から、もしかしたら一冠ぐらいになるのでは？」とか思ったが、結局は棋聖＆王位は防衛して王座は防衛にリーチをかけている。
なんだかんだで羽生の時代は終わりそうにないです。