王将戦第４局。

今日は王将戦第３局２日目。
ここまで２連勝の久保九段挑戦者が勝って奪取に王手をかけるか、郷田王将が勝って巻き返すかという一局。

結果は久保の勝利。

後手番の久保が四間飛車から向かい飛車に組み換えて、盤面中央から激しいぶつかり合い。
終盤は、先に攻め込んだ郷田が有利に見えたが、途中で久保が反撃に出るとこれが思いのほか厳しく、一気に寄せ切ってしまった。郷田に見落としがあったのかもしれない。
本局は、久保の駒に無駄な動きをした馬がほとんど無く、「いかにして駒を有効に使うか」という捌きを見させてもらった。自陣の端に飛車を追いやられた郷田とは対照的だったと言える。

というわけで久保が３連勝で、一気に王将奪取に王手をかけた。
普通に考えればこのまま久保が王将奪取だろう。ここから４連敗するとはちょっと考えづらい。
まあ、「絶対に無い」とは言いませんが。