今更ながら電王戦の話。
気が向いたら書こうと思っていた話。
この前の土曜日、将棋の電王戦が行われた。
この電王戦は、プロ棋士と将棋ソフトがそれぞれ予選を行い、勝ち抜いた同士で戦うというタイトル戦。
そして今回の注目は、プロ棋士側の代表が佐藤名人であるということ。
“名人”がソフトと対戦するとどうなるのか。
結果は、ソフト(「ポナンザ」というソフトです)の勝利。
棋譜を見たが、ポナンザは初手から定跡を外した指し方で驚いた。
しかし、ある程度局面が進むとポナンザが有利な展開になり、そこから徐々に差を広げて、終局時点では大差をつけてポナンザが勝利。正直、「気がついたら佐藤が不利になっていた」という感じで、何が敗着だったのかよくわからなかった。
まあ、構想力の差でポナンザが圧倒したということなのだろう。
で、個人的には佐藤が負けたことは大してショックではない。
だって勝てると思ってなかったから。
別に「佐藤が弱い」とか言うつもりはなく、誰が戦おうが、それこそ羽生だろうが渡辺だろうがポナンザが勝つと思っている。
もう、将棋に関しては人間はソフトに敵わないと言っていい。電王戦は一応もう一局あるのだが、結果は見えているだろうなあ。
だからと言って、人間同士の対局がつまらないとは思わない。
「車で走った方が速いから陸上競技はつまらない」と言う人はいない(少しはいるかもしれないが)のと同じで、人間だけの能力で競うところに面白さがあると思います。
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