今更ながら藤井聡太の朝日杯優勝の感想。
今日は特に何も無い一日だったので、今更感はかなりあるが、土曜日に行われた朝日杯将棋オープンの感想を。
結果はご存知の通り、藤井五段(今回の優勝で六段に昇段)が優勝。
それも、準決勝で羽生竜王・棋聖、決勝で広瀬九段(王位を獲ったこともある実力者)を破ってのものという、「組み合わせに恵まれた」わけではない優勝。
棋譜をようやく見ることができたが、羽生戦は序盤から少しずつポイントを稼ぐような形で優勢に持って行き、急所で速い攻めを繰り出して完勝。
広瀬戦は序盤に角を切って攻め、細い攻めを繋いで行く。
終盤、桂馬のタダ捨て(93手目▲4四桂)が妙手で、これで一気に勝勢に。その後は広瀬の反撃のチャンスをきっちり封じて安全勝ち。落ち着いた指し回しだった。
いやあ、普通に強いですよ、これ。
羽生&広瀬にこんな勝ち方ができる棋士なんてそうはいないです。
昨年は29連勝の後はトップクラスの棋士相手には勝てていなかった印象だったが、今回の優勝で「昨年とは違う」ことを見せつけた。
これはタイトル戦の挑戦者になるのもそう遠い話ではないのかもしれない。
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