ＰＫ戦やり直し。

東京に昨晩から降った雨は今日も降り続き、かなり鬱陶しい一日。明日は晴れるらしいのだが、問題は「最高気温が３０度になる」らしいこと。
この寒暖の差はなんとかならんものか・・・。

今日の衝撃のニュース。

「天皇杯　名古屋－奈良クラブＰＫ戦やり直しへ」

先日行われた天皇杯の名古屋ｖｓ奈良クラブは、ＰＫ戦の末奈良クラブが制したのだが、そのＰＫ戦で“重大な誤審”があったということで「ＰＫ戦だけやり直す」ということになった。

正式に詳細は触れられていないが、どうやら「奈良の選手が決めたＰＫが『キックフェイントを入れてから蹴る』という禁止されたものであり、その時点で『ＰＫ失敗扱い』にしなくてはいけなかったのに『ＰＫ蹴り直し』にしてしまい、そのＰＫが決まってしまった」というのが問題らしい。
ちなみに「ＰＫ失敗扱い」だったら、その時点で奈良の負けだった。

これは（この通りだとしたら）確かに誤審である。
この誤審が無ければ、全く逆の結果（＝名古屋の勝利）になったわけだから、もう一回やり直すという判断に至ったのもわからないでもない。

ただ、「その時点でアピールしなかった名古屋が悪い」という気もする（アピールしていたのかもしれないが、触れられていないのでたぶんしていないのだろう）。
世の中のスポーツには、残念ながらいろんな誤審が溢れかえっているわけだが、「その場でアピールしなければ、主審の判断が絶対」というのが基本だと思っていた。
これが認められるのであれば、「試合後に映像を見直したが、あのファールを見逃されたのは誤審だから試合をやり直せ」という理屈が通ってしまうのではないだろうか。

「試合中に中断して、ビデオ判定などで正確なジャッジを下す」のはいいと思うし、とっととそうして欲しい。
しかし、「試合後にビデオ判定などで『こっちの方が正確なジャッジでした』と改める、さらに再試合まで行う」というのはちょっとやり過ぎだと思う。

いろいろ考えさせられるニュースでした。