梶山引退。
ついにこの時が来たか、と思ったニュース。
東京MF(現在はJ2新潟にレンタル中)の梶山の引退が決まった。
梶山は東京ユース出身で、18歳の頃からトップチームに帯同していた。
20歳の時点で既に東京の主力選手として活躍し、2008年の北京五輪では10番を背負うぐらいの選手だった。
今思うと、北京五輪には本田や香川もいたのに、その中で10番を背負っていたというのは凄い話である。
私は2002年から東京の試合を見ているので、梶山が2003年にデビューしてからずっと見てきたことになる。
梶山の凄さは「ボールを預けたら簡単に奪われないキープ力」「視野の広さ」「するする(あるいは“ぬるぬる”上がっていくドリブル」だった。
執拗にマークされながらもキープする姿に「凄え~」と唸ることは数知れずあった。まあ、それは「球離れの悪さ」の裏返しでもあったわけだが。
でも「梶山が前線の選手をコントロールして戦う東京」は、とても面白かった。ほんと、この頃は「やがては日本代表をもコントロールする選手になる」と思っていた。
ただ、プレースタイルのせいか、ケガには悩まされ続けた。
結局、「万全の状態の梶山」というのは近年は全く見れなかった。それが本当に悔やまれる。
梶山のプレーで最も印象に残っているのは、2004年のFC東京vs東京ヴェルディ@国立。
この試合は、大学の後輩のT君と見に行った・・・はず(笑)。
終盤まで0-0が続き、このまま引き分けかな~と思った後半43分、梶山が目の覚めるようなミドルを叩き込み、これが決勝点となった。
一瞬、何が起こったのかわからず、ワンテンポ遅れて喜んだ記憶がある。こんな感じの豪快なミドルは晩年は打てなくなっていたなあ・・・。
さて、この後の梶山はどうするのだろう。
申し訳ないが、喋りは得意でないから解説者は厳しそうだし、キッズスクールのコーチに
なったら子供が泣きそう(笑)。やはり指導者かなあ。
最後に、本当に16年間お疲れ様でした。
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