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羽生九段。

今日はクリスマスだが、当然のように仕事。
クリスマスはもう「国民的行事」と言ってもいいと思うので、祝日にしてもいいのではと思ったり。

先週金曜日に竜王戦が終了し、「広瀬新竜王の誕生&羽生が27年ぶりの無冠」となった。
先週はじっくり感想を書けなかったので改めて書く。

竜王を奪取した広瀬は、一時期は不振だったが今は充実の時を迎えていると思う。
来年2月から始まる棋王戦も挑戦者になったし、すぐに「広瀬二冠」になってもおかしくない。31歳とまだ若いし、年の近い豊島二冠(28歳)と競り合って将棋界を盛り上げて欲しい。

一方の羽生だが、これで「羽生は終わったのか」と問われれば「まだまだ」だと思っている。
名人挑戦リーグであるA級順位戦では現在5勝1敗と2位につけているぐらいだし(ちなみに首位が6戦全勝の豊島で、3位が4勝1敗の広瀬」だったりする)。
だいたい、羽生は“まだ”48歳である。「衰え」は確実にあるだろうが、「終わる」年齢ではない。
時代は違うが、大山康晴(十五世永世名人)は56歳でタイトルを奪取して、59歳まで防衛していた(これがそれぞれの歴代最年長記録)。もう数年は頑張れると思う。て言うか“思いたい”。

ところで。
羽生の今後の呼称だが、「前竜王」や「永世○○」などが選べたのだが、結局はこうなった。

「羽生善治の肩書について」

というわけで「羽生九段」と呼ぶことになった。
て言うか、わざわざ将棋連盟の公式ページで発表するというのが凄えな(笑)。
まあ、「前竜王などの中途半端な肩書きではなく、『九段』として改めてタイトル獲得を目指す」ということなのだろう。羽生らしい選択だと思う。

2019年は羽生の逆襲を見せてくれることを期待します。

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