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王位戦第4局。

今日は王位戦第4局。

豊島王位(&名人)が勝って防衛に王手をかけるか、木村九段挑戦者が勝って2勝2敗のタイに持ち込むかという一局。

結果は木村の勝利。

相掛かり(という戦法名です)から先手の木村がうまく攻めて優勢になるが、豊島も必死に粘り、自分の王様を木村陣に逃げ込ませて「入玉」する。
こうなるとなかなか木村も攻められないのが普通なのだが、うまく角を使って攻める。しかし豊島もさらに粘り、なんとか凌ぐ。
ただ、今度は木村が入玉を目指し、結局双方入玉してしまう。こうなると「自分が持っている駒の点数」の勝負になり、お互いにある一定の点数をクリアすると「持将棋」と言って引き分けになるのだが、豊島の点数が足りないのが明白。結局、点数が足りない豊島が投了して熱戦の幕が降りた。
総手数は驚愕の285手!!!
普通、150手を超えれば「熱戦」とか言われるわけで、この285手というのがどれだけ凄いかご理解頂けると嬉しい。

というわけで、2勝2敗のタイになった。
第2局が終わった時点では、こうなるとは思わなかった。木村頑張るなあ。今日の第4局も、中盤は実に落ち着いた指し回しだった。今の豊島相手にここまで指せるというのは素晴らしい。

ただ、次の第5局は豊島の先手番。
豊島もここを落とすわけにはいかないから必死だろう。
いい将棋が見れることを期待します。

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