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ありがとう、リスグラシュー。

今日は特に何も無い一日だったので、昨日の有馬記念で引退を決めたリスグラシューとアエロリットの思い出を2日に分けて書く。

まずはリスグラシュー。

リスは2016~17年のPOGで選んだ馬だった。
何で選んだかだが、確か「兄姉が全て1勝はしている、クズが出ない血統」という評価で、なおかつ「素質が高そう」というコメントがあったから、だったと思う。

実際、POG期間はよく走ってくれた。
アルテミスSを勝ち、阪神JF2着、チューリップ賞3着、桜花賞2着と好走を続けた。
「距離が延びればもっといいはず」と思ったオークスで5着に終わった時はガッカリしたが。

POG期間が終わった後も馬券は買い続けた。
秋華賞2着、東京新聞杯勝ち、ヴィクトリアマイル2着、府中牝馬S2着と好走してくれて、馬券は取ったり相手を間違えて取れなかったりだった。

そして2018年エリザベス女王杯。
鞍上に名手モレイラを迎えて臨み、結果は1着。悲願の初G1制覇を成し遂げてくれた。
騎手が代わるとこうも違うものか、なんてことを思った。

その後は香港や金鯱賞で牡馬相手に善戦し、迎えた今年の宝塚記念。
鞍上に名手レーンを迎えて臨み、結果は1着。
2番手追走から最速上がりを使って3馬身差完勝という強い競馬。この勝ちっぷりに「こんな強かったっけ?」と驚いたのをよく覚えている。

今秋の初戦はコックスプレート(ムーニーバレー/オーストラリア)。
不利とされる外目の枠を引いたし、初のオーストラリアでどうなの?という不安もあったが、今回も騎乗したレーンが4角で怒涛のまくりを見せて一気に差し切った、というかねじ伏せた。
この勝ちっぷりに「こんなの私が知ってるリスグラシューじゃない(笑)」と思ったのもよく覚えている。

そして昨日の有馬記念。
圧巻の強さだった。
もちろん、鞍上のレーンが道中はじっとインで脚を溜めて、直線で一気に外に持ち出すという絶品の騎乗を見せたのも大きいが、その騎乗に応えたリスグラシューも素晴らしかった。

ほんと、今年の宝塚記念からの3戦で見せたパフォーマンスは凄まじかった。
ずっと追ってきた馬だったが、ここまで爆発的に強くなるとは思わなかった。凄い成長力だったと思う。

昨日も書いたが、このタイミングで引退というのももったいないとは思うが、早くリスグラシューの仔が見たいというのもある。
初年度はロードカナロアをつけるという話らしいが、デビューが楽しみである。

改めて3年と数ヶ月、お疲れさまでしたと言ってあげたい。
私はこれまで「今まで一番好きな馬はエアグルーヴ」と言い続けてきたが、今ではリスグラシューかなあ。それぐらい大好きな馬でした。
ありがとう、リスグラシュー。

明日は(何も無ければ)アエロリットの思い出を書きます。

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