王将戦第6局。
今日の東京は桜の開花宣言が出たが、午後からは激しく雪が降るというよくわからない一日だった。
今日は王将戦第6局2日目。
広瀬八段挑戦者が勝って王将を奪取するか、渡辺王将(&棋王・棋聖)が勝って防衛に逆王手をかけるか、という一局。
勝ったのは渡辺。
角換わり(という戦法名です)から先手番の広瀬が端に手を費やし、渡辺を右玉に誘導。この形なら普通は左側に囲うが、端に手を費やしたことを無駄にさせたい渡辺は右玉に囲い、後手番ながら積極的に攻める。
しかし、直後の広瀬のカウンターが強烈で、いきなり渡辺の王のまわりに駒がいない不安定な状態に。
で、おそらくは広瀬が勝つ順はあったはずなのだが、渡辺の必死の反撃に対する受けを誤り、急転直下で渡辺が制した。
角換わりから後手番に右玉に誘導する広瀬の構想はよかったと思う。
結果、渡辺に先攻されたが、その後のカウンターはほぼ決まっていたのだから。
それだけに終盤の読み違い(なのか?)で負けたのは広瀬にとっては痛い。
これで3勝3敗のタイになり、決着は最終局に持ち越された。
ここは先手後手は振り駒で決めるので、どうなるかはわからない。
どちらにせよ、次の最終局(25・26日)が楽しみです。
| 固定リンク
「将棋」カテゴリの記事
- 王座戦第2局。(2024.09.18)
- 棋士編入試験第1局。(2024.09.10)
- 王座戦第1局。(2024.09.04)
- 福間香奈妊娠ですって。(2024.08.30)
- 王位戦第5局。(2024.08.28)
コメント