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今更ながら叡王戦第1局の感想。

今日は職場でかなり衝撃的な事実を知ったのだが、ここで書くにはまだ早いので書かない。
「まだ書けない」なら書くなよというのはごもっともだが、いつもの「今日は何も無かった」という書き出しだと嘘になるのであえて書いてみた。
ちなみに、私には直接何も関係無いのだがめちゃくちゃ悲しい話です。

昨日は将棋の叡王戦第1局が行われた。
永瀬叡王(&王座)に豊島二冠(竜王&名人)が挑む七番勝負である。
いつも書いているが、豊島・渡辺三冠・永瀬・藤井七段の4人は忙しすぎるな・・・。

その第1局は豊島が勝利。

角換わり(という戦法名です)から大乱戦になり、先手番の永瀬が居玉(王様を動かさないこと)のままでどんどん駒を進める。このまま豊島陣を完封するかと思ったら、豊島が永瀬の飛車を責める手が連続し、まさかの千日手(同じ手順が連続したら、その対局は終了して指し直しにするルール)に。
なぜ「まさか」というと、千日手が成立したのが20時20分。朝から対局が始まって、20時過ぎに「もう一回指し直し」になったのですよ。

で、30分後の20時50分に再対局開始。
持ち時間は「最初の対局の残り時間+1時間」になるので、この再対局の展開は早かった。
今回も角換わりになり、中盤~終盤の入り口でお互いの銀と桂馬が入り乱れたが、駒得から有利になった豊島がそのまま押し切った。

というわけでまずは豊島が1勝。
三冠達成に向けてまずは好スタートを切った(まあ、叡王戦の最中に名人を失う可能性はあるのだが)。
永瀬は指し直しになってしまった一局で勝ち切れなかったのは痛かったように思う。

さて。
激戦を終えた二人だが、豊島は糸谷八段と明日対局(@王座戦挑戦者決定トーナメント)。そして25・26日には渡辺三冠との名人戦第3局。
永瀬も、藤井七段と明日対局(@王位戦挑戦者決定戦)。

・・・マジで過労死するのではないだろうか。

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