棋聖戦第3局。
今日は棋聖戦第3局。
藤井七段挑戦者が勝って史上最年少のタイトルホルダーとなるか、渡辺棋聖(&棋王・王将)が勝って巻き返すかという一局。
結果は渡辺の勝利。
角換わり(という戦法名です)から藤井がガンガン攻めて優勢に立ったかに見えたが、そこからの渡辺の反撃に対して強気の対応に出たのがおそらくはまずかったようで、渡辺が猛攻を仕掛ける。
藤井も必死に凌ぐが、持ち時間を終盤までしっかり残した渡辺がきっちり寄せ切った。
この対局は会社で見ていたが(笑)、昼休みの時点で終盤の入口に近いところまで進んでいて、「これは15時頃には終わるのでは?」と思ったが、藤井がいつも通りに長考を繰り返したので19時過ぎの終局となった。
棋譜を見て思ったのは「渡辺の時間の使い方が上手すぎる」ということ。
感想戦で今日の90手目くらいまでは研究で考えたことがあったと語っていたが、確かにそこまでの渡辺はあまり時間を使っていなかった。
そしてその後に優勢になってからはきっちり時間を使って慎重に寄せ切ったわけだが、このあたりは長時間のタイトル戦に慣れているか否かの差が出た、ようにも思えた。
というわけでこれで藤井の2勝1敗となった。
渡辺としては、ここで藤井の先手番をブレイクできたのは大きい。この次の第4局は渡辺の先手番だが、「カド番を凌いで迎える先手番」というのは気分的にはかなり違うはず。
第4局が行われる16日(木)が楽しみです。
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